お正月が近づくと悩むのが、甥・姪や孫、親戚の子どもに渡すお年玉の金額です。「小学生にはいくら?」「中学生になったら上げるべき?」「何歳まであげるもの?」と、毎年迷う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、お年玉の相場を、未就学児から大学生まで年齢別の早見表で解説します。約4,400人の調査結果をもとにした目安に加え、金額の決め方、ポチ袋の書き方とお札の折り方、渡す時期のマナーもまとめました。

今年は甥が小学1年生、姪が中学生になりました。お年玉、それぞれいくら入れればいいんでしょう?
- お年玉の相場(年齢別の早見表)
- 金額を決めるときの考え方
- 何歳から何歳まであげるか
- ポチ袋の書き方とお札の折り方
- 渡す時期と、渡さないほうがよい相手

お年玉の相場|年齢別の早見表
結論:小学校低学年までは1,000〜3,000円、中高生は5,000〜1万円が目安
マネーインサイトラボが約4,400人を対象に行った調査では、未就学児・小学校低学年は1,000〜3,000円未満、小学校高学年は3,000〜5,000円未満、中学生・高校生は5,000〜1万円未満、大学生などは1万〜3万円未満がもっとも多い金額でした(出典:リセマム「お年玉をあげるのは何歳まで?年齢別の相場は…実態調査」)。年齢が上がるほど金額も上がるのが一般的です。
| 子どもの年齢 | いちばん多い金額帯 | 渡し方の例 |
|---|---|---|
| 未就学児 | 1,000〜3,000円未満 | 1,000円札1〜2枚、またはお菓子やおもちゃ |
| 小学校低学年(1〜3年) | 1,000〜3,000円未満 | 1,000円札2〜3枚 |
| 小学校高学年(4〜6年) | 3,000〜5,000円未満 | 1,000円札3枚、または5,000円札1枚 |
| 中学生 | 5,000〜1万円未満 | 5,000円札1枚 |
| 高校生 | 5,000〜1万円未満 | 5,000円札1枚〜1万円札1枚 |
| 大学・短大・専門学校生など | 1万〜3万円未満 | 1万円札1枚 |
※金額帯はマネーインサイトラボの調査(リセマム)(Z世代〜X世代4,397人、2025年1月調査)より。「渡し方の例」は当サイトの例です
調査では、お年玉の渡し方は「現金を手渡し」が97.2%と圧倒的多数でした。一方、Z世代(19〜27歳)では、過半数がキャッシュレスでのお年玉の活用に前向きという結果も出ています(出典:リセマム)。

早見表は「いちばん多い金額帯」なので、ぴったりこの金額でなくても大丈夫です。大切なのは、同じ親戚の子どもたちの間で不公平にならないことですね。
金額を決めるときの考え方
- 親戚間で金額をそろえる:きょうだいやいとこ同士で差が出ないよう、親戚で決まりを作っておく家庭も多い
- 学年で区切る:「小学生は3,000円、中学生は5,000円」のように学校の区切りで上げるとわかりやすい
- 関係の近さ:孫や甥・姪へは多め、たまに会う親戚の子へは控えめに
- 自分の家計:渡す人数が多いと総額が大きくなるので、無理のない額に
All Aboutの解説でも、親戚同士でいつまであげるか、金額をどうするかを決めておく家も多いと紹介されています(出典:All About「お年玉マナー完全ガイド」)。また、昔から「年齢÷2×1,000円」という目安を使う人もいます。たとえば8歳なら4,000円ですが、4は「死」を連想させるため、3,000円か5,000円に調整するとよいでしょう。

うちでは昔から、孫たちには学年で金額を決めているの。兄弟で差があると、下の子が「ずるい」って言うでしょう。決まりがあると、渡すほうも迷わなくて楽よ。
何歳から何歳まであげる?
同じ調査では、お年玉をあげ始める年齢は「未就学児」が73.3%ともっとも多く、最後にあげる年齢は「大学・短期大学・専門学校生など」が62%でした(出典:リセマム)。就職して収入を得るようになるまでを区切りにする人が多いようです。
ポチ袋の書き方とお札の折り方
ポチ袋の書き方
ポチ袋の表には渡す相手の名前(本来は左上)、裏には自分の名前(左下など)を書くのが基本です(出典:All About)。何人かの子どもに渡すときに、取り違えを防ぐことにもなります。
お札の折り方と入れ方
- 新札を用意するお年玉はできるだけ新札を準備します。
- 肖像画を内側にして三つ折りにする肖像画のある面が表です。開いたときに表が見えるよう表を内側にし、左→右の順にゆるやかに三つ折りにします。
- 複数枚なら重ねて一緒に折る1,000円札を3枚入れるときは、1枚ずつではなく重ねてまとめて折ります。
- 天地が逆さにならないように入れるポチ袋を表に向け、折ったお札を上下が逆さにならないように入れます。硬貨も表を向けて入れます。
※出典:All About
袋が小さいと四つ折りにしたくなりますが、四つ折りは縁起が悪いと感じる人も少なくないため、できるだけ避けたほうが無難です(出典:All About)。1万円以上を包むときは、お札を折らずに入れられる封筒タイプの袋やご祝儀袋を使いましょう。
渡す時期と、気をつけたい相手
渡すのは松の内まで
お年玉は松の内(1月1日〜7日。地域によっては15日まで)に渡すのが基本です。松の内を過ぎてから渡すときは、「ちょっと遅くなったけど」などとひと言添えて渡しましょう(出典:All About)。
目上の人の子どもには渡さない
お年玉は、年神様にお供えした餅を年長者から目下の人へ分け与えた「御年玉」に由来し、目上から目下へ渡すものとされています(出典:All About)。そのため、上司の子どもに部下が渡すのは失礼にあたると考える人もいます。どうしても渡したい場合は「文具料」「玩具料」などの名目にするか、図書カードや品物にしましょう(出典:All About)。

上司のご自宅に年始のあいさつに伺うときは、お子さんへのお年玉より、ご家族で楽しめる手土産を「御年賀」として持っていくほうが無難ですね。
自分の親に渡すなら「お年賀」
お正月に自分の親へお金を渡したい場合も、お年玉は目下に渡すものなので、「お年賀」や「御年賀」として渡すのが一般的です。ポチ袋ではなく、のし袋を使うとていねいです。
よくある質問
赤ちゃんにもお年玉は必要ですか?
必ずしも必要ではありません。赤ちゃんや幼い子どもには、お金の代わりにお菓子やおもちゃを渡す人もいます。渡す場合は1,000円程度が目安です。
新札が用意できないときはどうすればいいですか?
できるだけきれいなお札を選びましょう。新札は銀行の窓口や両替機で用意できますが、年末は混み合うので早めに準備すると安心です。
兄弟で年齢が違う場合、金額に差をつけてもいいですか?
年齢に応じて差をつけるのが一般的です。学年ごとの金額を決めておくと、子どもにも説明しやすくなります。
お年玉を郵送してもいいですか?
現金を送る場合は現金書留を使います。ポチ袋に入れて、手紙を添えて送りましょう。
キャッシュレスでお年玉を渡してもいいですか?
送金アプリなどで渡す人も出てきていますが、調査では現金の手渡しが97.2%と大多数です。相手の家庭の考え方を確認してからにしましょう。
まとめ
- お年玉の相場は、未就学児・小学校低学年で1,000〜3,000円、高学年で3,000〜5,000円
- 中学生・高校生は5,000〜1万円、大学生などは1万〜3万円が目安
- 親戚間や学年で金額をそろえると、不公平にならず迷わない
- ポチ袋の表に相手の名前、裏に自分の名前。お札は新札を三つ折りに
- 松の内に渡すのが基本。目上の人の子どもには渡さない
金額の目安とマナーを押さえて、お正月を気持ちよく迎えましょう。
参考
- リセマム「お年玉をあげるのは何歳まで?年齢別の相場は…実態調査」(マネーインサイトラボ調査)(確認日:2026年10月2日)
- All About「【図解】お年玉マナー完全ガイド|金額の相場・ポチ袋の書き方・お札の折り方と入れ方」(確認日:2026年10月2日)
