毎年お正月に義実家や親戚の家へお年賀を持っていっているけれど、今年は相手が喪中。あるいは、自分の家が喪中になった。そんなとき、「お年賀は持っていっていいの?」「代わりに何をすればいい?」と迷う方は多いはずです。
この記事では、喪中のときのお年賀の考え方と、代わりに贈る「寒中見舞い」の時期、のし・表書き、品物の選び方、添える言葉の文例をまとめました。
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妻の祖母が秋に亡くなって、義実家が喪中なんです。毎年お正月にお年賀を持って行っていたんですが、今年はどうしたらいいんでしょう?
- 喪中のときにお年賀は贈るのか
- 代わりに贈る寒中見舞いの時期
- のし・表書きの考え方
- 品物の選び方
- 添える言葉の文例
喪中のお年賀は「寒中見舞い」に切り替える
結論:松の内の行き来は避け、後日「寒中見舞い」として贈る
お年賀は新年を祝う贈り物です。訪問する側・迎える側のどちらかが喪中の場合は、松の内の行き来を避け、後日「寒中見舞い」とするのがマナーとされています(出典:リンベル)。
寒中見舞いは、一年で寒さが最も厳しい時期に送るあいさつ状、または品物のことです。相手の健康を気づかう季節のあいさつで、年賀状への返事や、喪中の方へのあいさつにも使われます(出典:じゃらんニュース・マナーデザイナー岩下宣子さん監修)。
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 相手が喪中 | お年賀は控え、松の内が明けてから寒中見舞いとして贈る |
| 自分が喪中 | 松の内の訪問は控え、寒中見舞いとしてあいさつする |
| お年賀が松の内に間に合わなかった(喪中ではない) | 寒中見舞いとして持参する |
※リンベルの案内をもとに作成

喪中のお宅は、お正月飾りもせずに静かに過ごしていることが多いの。松の内が明けてから、「寒い時期ですがお元気ですか」という気持ちで訪ねるといいわね。
寒中見舞いを贈る時期
寒中見舞いを出す時期は、小寒(1月6日ごろ)から立春(2月3日ごろ)までとされています。2027年の小寒は1月5日、立春は2月4日です。立春を過ぎてからの寒い時期は「余寒見舞い」になります(出典:じゃらんニュース)。
| 時期(2027年) | 呼び方 |
|---|---|
| 1月1日〜松の内(一般に1月7日まで) | お年賀(喪中の場合は控える) |
| 松の内が明けてから立春の前日(2月3日)まで | 寒中見舞い |
| 立春(2月4日)以降 | 余寒見舞い |
※じゃらんニュース・リンベルの案内をもとに作成。松の内の期間は地域によって異なり、1月15日までとする地域もあります
リンベルでは、お年賀が松の内に間に合わない場合も、品物だけを配送するのではなく「寒中見舞い」として直接持参するものとしています。遠方で訪問できない場合は、贈る前に電話や手紙でひと言伝えておくと丁寧です。また、亡くなってから日が浅く、四十九日(忌明け)を迎える前は、季節のあいさつを控えるのが一般的とされています(三越伊勢丹の喪中の季節のあいさつの案内による)。その場合は、時期をずらして相手が落ち着いてから連絡しましょう。
のし・表書きの考え方
喪中ではない相手への寒中見舞いは、お年賀と同じ紅白の蝶結びののしに、表書きを「寒中見舞い」とします(出典:リンベル)。
一方、喪中の相手に贈る場合は、お祝いを連想させない配慮が必要です。三越伊勢丹は、喪中の方への夏の季節のあいさつ(暑中見舞い)について、紅白の水引ではなく無地の短冊を使い、表書きを「暑中御伺」とすることをすすめています。寒中見舞いでも、同じように無地の短冊に「寒中御伺」「寒中見舞」とすると安心です。
- 喪中でない相手:紅白の蝶結び+「寒中見舞い」
- 喪中の相手:無地の短冊+「寒中御伺」「寒中見舞」など
喪中の相手への表書きやのしの考え方は、地域や家によって違うことがあります。贈る店で喪中の相手に贈ることを伝えて相談すると、ふさわしい形に整えてもらえます。

喪中の相手に贈る品物の選び方
寒中見舞いの品物は、お年賀と同じように、お菓子やお茶などの食品、タオルなどの消耗品が選びやすいものです。喪中の相手に贈る場合は、次の点に気をつけましょう。
- 華やかすぎないもの:お祝いを連想させる紅白のデザインや、派手な包装は避ける
- 消えもの:お茶やお菓子、調味料など、使えばなくなるものが受け取りやすい
- カタログギフト:相手の負担にならず、必要なものを選んでもらえる。三越伊勢丹も喪中の方への季節のあいさつにすすめている
金額の目安
寒中見舞いの品物は、お年賀の代わりとして贈るものなので、いつものお年賀と同じくらいの金額を目安にすると考えやすくなります。お年賀の品物は、おおむね1,000〜2,000円、高くても5,000円前後までが多いとされています(出典:リンベル)。義実家への手土産なら、普段の帰省と同じくらいの金額で十分です。
相手が喪中かどうかわからないときは、パートナーや親族を通して事前に確認しておきましょう。喪中はがきが届いていなくても、年末に不幸があった場合は連絡が間に合っていないこともあります。

好みがわからないときや、相手が落ち込んでいるときは、カタログギフトなら自分のペースで選んでもらえます。和柄の落ち着いた表紙のものなら、喪中の方にも贈りやすいですよ。
品物を選んで包装やのしまで任せたい場合は、ギフト専門店の通販も便利です。注文のときに喪中の相手への寒中見舞いであることを伝えましょう。
添える言葉と文例
喪中の相手には、「おめでとう」などお祝いの言葉を使わず、相手の体調を気づかう落ち着いた文面にします。
- 相手が喪中のとき:「寒中お伺い申し上げます。ご服喪中と伺い、心よりお悔やみ申し上げます。寒さが厳しい折、どうぞご自愛くださいませ。」
- 自分が喪中のとき:「寒中お伺い申し上げます。昨年はお世話になりました。おかげさまで私どもは静かに過ごしております。寒い日が続きますので、くれぐれもお体を大切になさってください。」
- 義実家へ持参するとき:「寒いですが、お変わりありませんか。お好きだと伺ったお茶を持ってきました。」
(文例は三越伊勢丹の喪中の季節のあいさつの文例をもとに、寒中見舞い向けに当サイトで作成)

会社の上司や取引先が喪中のときは、年始のあいさつで「おめでとうございます」と言わないように気をつけましょう。喪中はがきをいただいた相手は、年明けの前に一覧にしておくと間違えません。
よくある質問
喪中の家にお年賀を持っていってもいいですか?
松の内の行き来は避け、後日「寒中見舞い」として持参するのがマナーとされています。
自分が喪中のときは、相手にお年賀を贈ってもいいですか?
自分が喪中の場合も、松の内の訪問は控え、寒中見舞いとしてあいさつします。
寒中見舞いはいつからいつまでですか?
小寒(1月6日ごろ)から立春(2月3日ごろ)までが目安です。2027年は小寒が1月5日、立春が2月4日です。
喪中の相手に贈る寒中見舞いののしは?
紅白の水引は避け、無地の短冊に「寒中御伺」などと書く方法があります。迷ったら贈るお店に相談しましょう。
亡くなって間もない場合はどうすればいいですか?
四十九日を迎える前は季節のあいさつを控えるのが一般的とされています。相手が落ち着いてから連絡しましょう。
まとめ
- どちらかが喪中なら、お年賀は控えて松の内の行き来も避ける
- 代わりに、松の内が明けてから「寒中見舞い」として贈る
- 寒中見舞いは小寒から立春の前日まで(2027年は1月5日〜2月3日)
- 喪中の相手には、無地の短冊に「寒中御伺」など、お祝いを連想させない形で
- 品物は消えものやカタログギフト。「おめでとう」は使わない
喪中の相手へのあいさつで大切なのは、相手の気持ちに寄り添うことです。お年賀の代わりに寒中見舞いで、寒い時期を気づかう言葉と一緒に届けましょう。
参考
- リンベル「お年賀に贈るギフトの時期、相場について」(確認日:2026年10月24日)
- じゃらんニュース「寒中見舞いを出す時期は?喪中の年賀状かわりのご挨拶?はがきの文例やマナーも解説」(確認日:2026年10月24日)
- 三越伊勢丹「【文例付き】喪中の場合の暑中見舞い・残暑見舞いマナー|注意点やおすすめの贈り物」(確認日:2026年10月24日)
