結婚が決まり、両家の顔合わせの食事会を開くことになったとき、意外と悩むのが相手の家へお渡しする手土産です。そもそも必要なのか、いくらくらいのものを選べばいいのか、のしは付けるのか、いつ渡せばいいのか。初めて会う相手だからこそ、失礼のないようにしたいものです。
この記事では、顔合わせの手土産について、必要かどうかの考え方、金額の相場、喜ばれる品物と避けたい品物、のしの水引と表書き、渡すタイミングと添える言葉まで解説します。
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来月、彼女の両親とうちの両親で顔合わせの食事会をします。手土産って、僕たちが用意するんですか?それとも親ですか?
- 顔合わせに手土産は必要?誰が用意する?
- 手土産の金額の相場
- 喜ばれる品物・避けたい品物
- のしの水引と表書き
- 渡すタイミングと添える言葉
手土産は必要?誰が用意する?
両家顔合わせの食事会では、手土産は必ずしも用意しなければならないものではありません。ただ、子どもの結婚で顔合わせに出席した父母110人への調査では、69%の方が手土産を持参していました(出典:ゼクシィ)。「これからよろしくお願いします」という気持ちを伝えられ、緊張しがちな食事会で会話のきっかけにもなります。
- 用意するのは両家の親:顔合わせの手土産は両家同士のご挨拶なので、親が用意するのが一般的(出典:ゼクシィ、大丸松坂屋)
- 両家とも用意する:レストランや料亭での食事会では、それぞれ持参して交換するのが一般的。片方だけだと気まずい思いをすることも(出典:大丸松坂屋)
- 相手の家に招かれた場合:招いてもらったことへの感謝を込めて持参する(出典:大丸松坂屋)

手土産は親同士のやり取りになるので、結婚するおふたりは「両家の橋渡し役」になってあげてください。どちらか一方だけが用意して気まずくならないように、事前に両方の親へ伝えておくと安心です。
そのために、顔合わせの日程が決まったら、結婚するふたりで次の3点を共有し、それぞれの親に伝えておきましょう(出典:ゼクシィ)。
- 親の好きなものと苦手なもの(お酒を飲むか、甘いものが好きかなど)
- 持病などで控えている食品があるか
- 家族構成や人数(詰め合わせの量を決める参考になる)
顔合わせの手土産の相場は3,000円〜5,000円
結論:3,000円〜5,000円が目安。両家で金額をそろえる
顔合わせの手土産は、3,000円〜5,000円程度が目安です。高額すぎると相手の負担になり、1,000円〜2,000円程度ではボリュームや見栄えの点で物足りなく見える恐れがあります(出典:ゼクシィ)。父母への調査では、4,000円〜6,000円で選んだ人が45%、2,000円〜4,000円が41%でした(出典:ゼクシィ)。
| 顔合わせの場 | 予算の目安 |
|---|---|
| ややカジュアルなお店での会食 | 2,000円以内 |
| 一般的な顔合わせ(最も選ばれる) | 3,000円〜5,000円程度 |
| 料亭など、やや格式の高い食事会 | 5,000円〜7,000円程度 |
| 極めてフォーマルな顔合わせ | 7,000円以上(相手に気をつかわせない配慮が必要) |
※大丸松坂屋の解説をもとに作成
大切なのは、両家で金額をそろえることです。金銭的な価値観は家庭によって違うため、予算に差が出そうなときは、新郎新婦が相談して同額程度になるよう両家に提案しておくと、当日の雰囲気も和やかになります。迷ったら3,000円〜5,000円を勧めるとよいでしょう(出典:大丸松坂屋)。

昔は結納で品物をやり取りしたけれど、今は顔合わせの食事会だけという家が多いわね。手土産は高いものより、両家の金額がだいたいそろっていることのほうが大事よ。

喜ばれる品物・避けたい品物
手土産には、食べてなくなる「消え物」の食品が向いています。選ぶときのポイントは、好みが大きく分かれないこと、持ち運びの負担にならずある程度日持ちすること、地元の銘菓や名産品、婚礼の縁起物の4つです(出典:ゼクシィ)。
| 選び方 | 品物の例 |
|---|---|
| 縁起のいいもの | バウムクーヘン(年輪=ともに重ねる年月)、もなか・どら焼き(二つが重なる形)、紅白のお菓子、昆布(よろこぶ) |
| 地元感のあるもの | 両家の地元の銘菓・名産品・地酒。出身地の話題につながる |
| 日持ちするもの | 焼き菓子、ようかんなどの和菓子。遠方から来る家にも安心 |
| 老舗・有名店の詰め合わせ | 全国的に知られた和菓子店・洋菓子店の詰め合わせ |
※ゼクシィ・大丸松坂屋の解説をもとに作成
バウムクーヘンは、切っても「輪(和)」になっていることからも、顔合わせの手土産にぴったりとされています(出典:大丸松坂屋)。
- 割れる・切れるもの:刃物や陶器・グラス・鏡などの割れ物は「別れ」を連想させるため避ける
- 崩れやすいもの:シュークリームやケーキなど、食事会に持参すると形が崩れやすいお菓子
- 傷みやすい生もの:長時間持ち歩くと品質が落ちるもの
- 宗教や食習慣のタブー:相手の家に食べられないものがないか事前に確認する
出典:大丸松坂屋

縁起のいいバウムクーヘンや老舗の小形羊羹は、日持ちがして持ち運びやすく、個包装なら家族で分けやすいのが魅力です。相手の好みがわからない初めての顔合わせでも選びやすいですよ。
のしの水引と表書き
両家ともに結婚を承諾しているなら、のしの水引は「一度きりであるべき祝い事」という意味を込めて紅白の結び切りを選びます。何度繰り返してもよいお祝いに使う蝶結びは、結婚に関する挨拶の場では避けたほうが無難です(出典:大丸松坂屋)。
| 項目 | 一般的な選び方 |
|---|---|
| 水引 | 紅白の結び切り(蝶結びは避ける) |
| のしのかけ方 | 包装紙の上にかける「外のし」 |
| 表書き | 「御挨拶」が基本。ほかに「ご挨拶」(ややカジュアル)、「寿」(ややフォーマル) |
| 名前 | 表書きの下に自分の家の名字。縦書きが基本 |
※大丸松坂屋の解説をもとに作成
のしは必須ではありません。正式に結婚の承諾が得られていない段階なら、無理にのしをかけず上品な包装紙やリボンだけにするのも一つの配慮です。おしゃれなパッケージの洋菓子などで、のし紙が合わない場合はリボンでも問題ないとされています(出典:大丸松坂屋)。内のしと外のしの違いは内のしと外のしの違い、水引の種類は水引の種類で確認できます。
渡すタイミングと添える言葉
- タイミング会場に着席し、最初の挨拶が済んで会話が落ち着いたころに渡します。席に案内された直後など「会話のはじめ」に渡すと、食事会を和やかに始めやすくなります。
- 誰が渡すか手土産は基本的に親同士でやり取りします。
- 渡し方紙袋や風呂敷から出し、相手に正面が向くように回して両手で差し出します。持ち帰り用に新しい紙袋を「こちらをお使いください」と添えると、気づかいが伝わります。
出典:大丸松坂屋。添える言葉は、「つまらないものですが」よりも、感謝を素直に伝える言い方が好まれる傾向があります。たとえば「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。ささやかですが、地元の名産をお持ちしました。どうぞ召し上がってください」などです(出典:大丸松坂屋)。

紙袋は持ち運び用なので、渡すときは中身だけを出すのが基本です。きれいな予備の紙袋を1枚持っておけば、相手が持ち帰るときにも困りません。
よくある質問
顔合わせの手土産は必ず必要ですか?
必ずではありませんが、父母への調査では69%の方が持参していました。両家とも用意するなら、事前に相談しておきましょう。
顔合わせの手土産の相場はいくらですか?
3,000円〜5,000円程度が目安です。両家で金額をそろえることが大切です。
手土産は本人と親、どちらが用意しますか?
両家同士のご挨拶なので、親が用意するのが一般的です。
のしの表書きは何と書きますか?
「御挨拶」が基本です。ほかに「ご挨拶」「寿」なども使われます。水引は紅白の結び切りです。
顔合わせの手土産で避けたほうがいいものは?
割れ物や刃物など「別れ」を連想させるもの、崩れやすいお菓子、傷みやすい生ものは避けましょう。
まとめ
- 顔合わせの手土産は必須ではないが、持参する家が多い
- 用意するのは両家の親。両家で金額をそろえる
- 相場は3,000円〜5,000円程度
- 日持ちする消え物や縁起物、地元の銘菓がおすすめ。割れ物や生ものは避ける
- のしは紅白結び切りの外のしで「御挨拶」。着席して挨拶が済んだら親同士で渡す
顔合わせの手土産は、両家のこれからのお付き合いのはじまりを形にするものです。おふたりが両家の橋渡しをして、気持ちよく渡し合える準備を整えましょう。
参考
- ゼクシィ「[両家顔合わせ]喜ばれる手土産・避けた方がいい手土産」(確認日:2026年10月24日)
- 大丸松坂屋「両家顔合わせに手土産は必要?おすすめの品や相場・のしのマナーを解説」(確認日:2026年10月24日)
