初盆のお供えの相場|香典・提灯代の目安と表書き

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故人が亡くなってから初めて迎えるお盆が「初盆(新盆)」です。親戚や知人の初盆に招かれたとき、香典はいくら包むのか、お供え物も持っていくのか、提灯は贈るものなのか、わからないことが多くて迷ってしまいます。

この記事では、初盆のお供えの相場を、香典・お供え物・提灯代に分けてまとめました。表書きと水引、お供えを届ける時期、向いている品物、招かれたときの挨拶、遺族側のお返しの考え方まで解説します。

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田中さん
田中さん

妻の祖母の初盆に呼ばれました。普通のお盆とは違うんですか?香典とお供え、どっちを持っていけばいいのか…。

この記事でわかること
  • 初盆(新盆)とは?いつ行う?
  • 初盆のお供えの相場(香典・お供え物・提灯代)
  • 表書きと水引
  • お供えを届ける時期と渡し方
  • 向いている品物と遺族側のお返し
目次

初盆(新盆)とは?普通のお盆との違い

初盆(はつぼん・ういぼん)は、故人の忌明け後に、最初に迎えるお盆のことで、新盆(にいぼん・あらぼん)とも呼ばれます。呼び方が違うだけで、どちらも同じ意味です(出典:三越伊勢丹、All About)。故人にとって初めてのお盆なので、通常よりも丁寧に供養するのが一般的で、身内や親しい方を招いて僧侶に読経をお願いし、会食でもてなすこともあります。

亡くなった時期によっては翌年に

初盆を行うかどうかは、お盆の時点で四十九日の忌明けが済んでいるかどうかで判断します。たとえば6月末に亡くなった場合、8月のお盆の時期はまだ忌明け前なので、初盆は翌年になります(出典:三越伊勢丹)。

お盆の時期は地域によって違い、7月13日〜16日に行う地域と、1か月遅れの8月13日〜16日(月遅れ盆)に行う地域があります(出典:三越伊勢丹)。東京などでは7月、農村地区では8月を中心に行われることが多いとされています(出典:All About)。招かれたら、案内の日時を確認しておきましょう。

初盆のお供えの相場

結論:香典は5,000円〜1万円、お供え物は3,000円〜1万円が目安

叔父・叔母や祖父母など親族の初盆に包む香典は5,000円〜1万円が目安で、法要後に会食がある場合は1人あたり3,000円〜1万円を加えて包むのが望ましいとされています。お供え物を贈る場合は3,000円〜1万円が相場です(出典:ファイナンシャルフィールド)。

用意するもの金額の目安補足
香典(親族)5,000円〜1万円会食がある場合は1人あたり3,000円〜1万円を加える
お供え物3,000円〜1万円香典と両方渡すなら3,000円〜5,000円程度にし、香典を少なめにすることも
提灯代(近い親族)1万円〜2万円盆提灯の代わりに現金を贈る場合

※ファイナンシャルフィールド・All Aboutの解説をもとに作成。地域や親族間の決まりによって異なります

香典とお供え物を両方渡す場合は、3,000円〜5,000円程度のお供え物を用意して、その分香典を少なめに包むこともあります(出典:ファイナンシャルフィールド)。どちらか一方にするか両方にするかは地域や親族の慣習によって違うので、迷ったら親や親族に相談しておくと安心です。

また、お金を包むときは「死」や「苦」を連想させる4や9のつく金額は避けましょう。香典に使うお札は新札を避け、新札しかない場合は折り目をつけてから入れます(出典:ファイナンシャルフィールド)。

和子
和子

初盆は一度きりの大事な供養だから、普段のお盆よりも少し丁寧にするものよ。親戚の間で金額を揃えていることもあるから、先に家族に聞いておくといいわね。

盆提灯は贈る?提灯代を包む?

故人に近い親族は、初盆に盆提灯を贈るしきたりがあります。ただ、最近は住宅事情などから飾らない家も増えているため、先方に聞いてから贈るとよいとされています(出典:All About)。家族で揃えることも多いので、1万円〜2万円の現金を「御提灯代」として包むことが多くなっています。提灯代へのお返しは不要とされています(出典:All About)。

初盆では、白い無地の「白張提灯(しらはりちょうちん)」を使います。白張提灯は最も縁の近い方が用意し、一仏にひとつ、1回限りのもので、送り火のときにお焚き上げをするか、お寺に納めてお焚き上げをしてもらいます(出典:三越伊勢丹)。毎年飾れるように、絵柄のついた提灯を初めから用意する場合も多くなっています(出典:All About)。

表書きと水引の選び方

包むもの表書き水引
香典(現金)「御仏前」「御佛前」「御供物料」黒白・双銀・黄白の結び切り
提灯代「御提灯代」「御ちょうちん代」黒白・双銀・黄白の結び切り
お供え物(品物)「御供」「御供物」黒白または黄白の結び切りのかけ紙

※三越伊勢丹・All Aboutの解説をもとに作成。「新盆御見舞」を使うこともあります(出典:ファイナンシャルフィールド)

初盆は忌明け後の供養なので、仏式の香典袋は「御仏前」を使います。お供え物には、のしのない弔事用の「かけ紙」をかけ、表書きは「御供」とします。神式のお盆に贈る場合は、蓮の花が描かれていないかけ紙を選びましょう(出典:三越伊勢丹)。

お葬式では薄墨を使いますが、初盆のように準備ができる法要では、香典袋は黒い墨で書くとされています(出典:ファイナンシャルフィールド)。御霊前と御仏前の使い分けは、四十九日を境にした考え方を知っておくと迷いません。香典袋のお札の入れ方はお祝いのお金の入れ方、ふくさの包み方はふくさの使い方で確認できます。

お供えを届ける時期と渡し方

  • 郵送する場合:お盆の準備が整う12日までに届くように手配する(出典:三越伊勢丹)
  • 持参する場合:法要の当日か、8月15日ごろに渡すのが一般的とされる(出典:ファイナンシャルフィールド)
  • 渡すタイミング:お焼香を済ませてから施主に渡すのがマナーとされる(出典:ファイナンシャルフィールド)
  • ひと言を添える:「御仏前にお供えください」と言葉を添えて、表書きが相手から読める向きで渡す

招かれたときの挨拶は、「このたびは亡き〇〇さんの新盆の供養にお招きいただきありがとうございます」などが例として紹介されています(出典:All About)。

鈴木さん
鈴木さん

初盆の法要に行けないときは、お盆の前に届くようにお供え物を送るか、香典を現金書留で送ると丁寧です。添える手紙では「重ね重ね」のような重ね言葉は避けましょう。

初盆のお供えに向いている品物

初盆のお供え物は、「五供(ごくう)」と呼ばれる「香」「花」「灯明」「水」「飲食」を基準に選ぶと考えやすくなります(出典:ファイナンシャルフィールド)。

  • 香:贈答用のお線香やお香
  • 花:白や淡い色でまとめたアレンジメントや花束
  • 灯明:絵柄入りのろうそくなど贈答用のろうそく
  • 水(飲み物):故人が好きだったコーヒーやお酒など。浄土真宗では水やお茶は供えないので注意
  • 飲食:季節の果物や、常温で日持ちする個包装のお菓子

法要のあとに参列者でお供え物を分ける地域もあるため、お菓子は個包装のものが向いています(出典:ファイナンシャルフィールド)。

まどか
まどか

お線香は「五供」の「香」にあたり、日持ちの心配もないので初盆のお供えに選びやすい品です。かけ紙付きの進物用なら、そのまま郵送で贈るときにも使えますよ。

遺族側のお返しの考え方

初盆を営む遺族側は、提灯や供物をいただいた方や、お参りに来てくださった方に、引き物(お返し)を用意します。当日お持ち帰りいただけるよう、事前に準備しておくとよいとされています(出典:三越伊勢丹)。

  • 品物:菓子、お茶、海苔、タオルなど、相手を選ばない消えものや実用品
  • 表書き:「志」「粗供養」など。水引は黒白または黄白の結び切り
  • 提灯代:提灯代へのお返しは不要とされる

出典:三越伊勢丹、All About。お返しは必要なく、お礼の挨拶や礼状、簡単な食事でのもてなしで済ませるという考え方もあります(出典:All About)。地域による違いが大きいので、親族や菩提寺に確認しておきましょう。

よくある質問

初盆の香典はいくら包めばいいですか?

親族なら5,000円〜1万円が目安です。法要後に会食がある場合は、1人あたり3,000円〜1万円を加えて包むのが望ましいとされています。

初盆のお供え物の相場は?

3,000円〜1万円が目安です。香典と両方渡す場合は、3,000円〜5,000円程度のお供え物にすることもあります。

初盆の香典袋の表書きは?

仏式では「御仏前」「御供物料」が一般的です。品物には「御供」と書いたかけ紙をかけます。

盆提灯は贈らないといけませんか?

近い親族が贈るしきたりがありますが、最近は飾らない家も増えています。先方に確認し、提灯代として1万円〜2万円の現金を包むことも多くなっています。

お盆の前に亡くなった場合、初盆はいつですか?

お盆の時点で四十九日の忌明けが済んでいなければ、初盆は翌年になります。

まとめ

この記事のまとめ
  • 初盆(新盆)は、故人の忌明け後に初めて迎えるお盆
  • 香典は親族で5,000円〜1万円、会食があれば3,000円〜1万円を加える
  • お供え物は3,000円〜1万円。両方渡すならお供え物は控えめに
  • 近い親族は盆提灯か、提灯代として1万円〜2万円を包むことも
  • 香典は「御仏前」、お供え物は「御供」。郵送なら12日までに届ける

初盆は故人にとって一度きりの大切な供養です。相場を目安にしながら、地域や親族の習わしを確認して、心を込めて準備しましょう。

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