結婚式の受付で、ほかのゲストがきれいな布からご祝儀袋を取り出しているのを見て、「ふくさって持っていないといけないの?」と焦ったことはありませんか。ふくさは持っていても、正しい包み方や色の選び方まではよく知らない、という人も多いはずです。
この記事では、ふくさの使い方を、種類と選び方、お祝いでの包み方、受付での渡し方の順に解説します。ふくさがないときの代用方法や、お悔やみとの違いもまとめました。
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来月、初めて結婚式に出席するんです。ふくさって持っていないんですが、ご祝儀袋をそのままカバンに入れて行ったら失礼ですか?
- ふくさとは何か、なぜ使うのか
- ふくさの種類と、お祝い向きの色の選び方
- お祝いでのふくさの包み方(左から包む)
- 受付での渡し方の手順
- ふくさがないときの代用方法とお悔やみとの違い

ふくさとは?使う理由
ふくさ(袱紗)とは、ご祝儀袋などの金封や贈答品を汚さず、ていねいに包んで持参するための布です。金封を塵や傷から守る役割と、相手への敬意を表す意味があります(出典:三越伊勢丹「ふろしき・ふくさの使い方ガイド」)。
結論:お祝いは暖色系のふくさで「左から包み、右開き」
お祝いでは、赤・ピンク・オレンジなどの暖色系か紫のふくさを使い、左から包んで、右側が開く形にします。受付では、ふくさから取り出したご祝儀袋を、相手から名前が読める向きにして両手で差し出します(出典:ゼクシィ、三越伊勢丹)。
ふくさは必須ではありませんが、持参すると礼儀正しい印象になります(出典:三越伊勢丹)。ご祝儀袋をそのままバッグに入れると、水引がつぶれたり角が折れたりしやすいので、結婚式などに出席する機会があるなら、ひとつ用意しておくと安心です。
ふくさの種類
ふくさは、大きく分けて「ケースタイプ」と「包むタイプ」があります。結婚式ではどの形を選んでもマナー上の問題はありません(出典:ゼクシィ「結婚式で使える『袱紗』の色・柄は?」)。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 金封ふくさ(ケースタイプ) | 長財布のような形で、ご祝儀袋をはさむだけで使える。初めての人にも使いやすい |
| 風呂敷タイプ(包むタイプ) | 1枚の布で包む、正式とされる形。使ったあとは畳んで小さくできる |
| 爪付きタイプ(包むタイプ) | 風呂敷タイプに留め具がついたもの。バッグの中で開きにくい |
| 台付きタイプ(包むタイプ) | 内側に金封をのせる台がついたもの。形が崩れにくい。台は慶弔リバーシブルのことが多い |
※出典:ゼクシィをもとに作成

初めて買うなら、はさむだけの金封ふくさがいちばん扱いやすいですよ。紫色を選べば、お祝いにもお悔やみにも使えて便利です。
ふくさの色と柄の選び方
- お祝い(慶事):赤・朱・ピンク・オレンジ・ベージュなど、明るい暖色系
- お悔やみ(弔事):紺・緑・グレーなど、落ち着いた寒色系
- 慶弔両用:紫の無地は、お祝いにもお悔やみにも使える
※出典:ゼクシィ、三越伊勢丹
柄は、無地が正式とされていますが、お祝いでは松竹梅や鶴、亀甲など縁起のよい柄が少し入っていても問題ありません(出典:ゼクシィ)。購入時に迷ったら、「慶弔両用」または「慶事用」と書かれているものを選びましょう。

はさむだけの金封ふくさなら、受付でもあわてずにご祝儀袋を取り出せます。下の2つはどちらも日本製・慶弔両用の紫系なので、1つ持っておけば結婚式にもお葬式にも使えますよ。
ふくさの使い方|お祝いでの包み方
包むタイプの場合
風呂敷タイプや台付きタイプのふくさは、ひし形に広げて、次の順番で包みます。お祝いは「左から」包むのがポイントです(出典:三越伊勢丹、ゼクシィ)。
- ふくさをひし形に広げ、中央よりやや左にご祝儀袋を置く表書きが上を向くように置きます。台付きなら、暖色(赤)の面を表にします。
- 左側を折る左の角を、ご祝儀袋にかぶせるように折ります。
- 上側を折る上の角を下に向かって折ります。
- 下側を折る下の角を上に向かって折ります。
- 最後に右側をかぶせる右の角をかぶせ、余った部分を裏に折り込みます。留め具があれば留めます。
金封ふくさ(ケースタイプ)の場合
ケースタイプは、ご祝儀袋をはさむだけです。お祝いでは「右開き」になるように入れるのがルールです。左手でふくさを持ち、右手で開いたときに、ご祝儀袋の表書きが見える向きに入れておきましょう(出典:ゼクシィ)。

お祝いは「左から包んで右で開く」、お悔やみはその逆。昔からそう覚えてきたのよ。逆にすると不祝儀の包み方になってしまうから気をつけてね。

受付での渡し方
ふくさに包んだご祝儀袋は、渡す直前まで包んだままにしておきます。受付では、次の流れで渡します(出典:ゼクシィ「結婚式でのご祝儀の渡し方&タイミング」、ゼクシィ)。
- 受付の前でふくさを開く自分の順番が近づいたら、右開きになるようにふくさを持ち、ご祝儀袋を取り出せるようにしておきます。
- あいさつをして、ご祝儀袋を取り出す「本日はおめでとうございます」とあいさつをしながら、ふくさからご祝儀袋を取り出します。
- 畳んだふくさの上にのせるふくさを畳んでお盆代わりにし、その上にご祝儀袋をのせます。
- 時計回りに回して、両手で差し出す相手から名前が読めるように、ふくさごと時計回り(右回し)に回して両手で渡します。左回しは不祝儀のやり方なので注意します。
ご祝儀袋をふくさにのせずに、ご祝儀袋だけを差し出しても問題ありません。その場合、ふくさは畳んで受付台の上などに置いておきます(出典:ゼクシィ)。

男性はふくさごとジャケットの内ポケットに入れておくと、受付でスマートに取り出せますよ。女性はバッグの中で折れないように気をつけてくださいね。
ふくさがないときの代用方法
ふくさがない場合は、大きめのきれいなハンカチや小ぶりの風呂敷で代用できます。折り目がついていると間に合わせに見えてしまうので、アイロンをかけておきましょう。包み方は、包むタイプのふくさと同じです(出典:ゼクシィ)。むき出しのまま渡すより、ていねいな印象になります。
お悔やみ(弔事)との違い
| 項目 | お祝い(慶事) | お悔やみ(弔事) |
|---|---|---|
| 色 | 赤・ピンクなどの暖色系、紫 | 紺・緑・グレーなどの寒色系、紫 |
| 包み方 | 左から包む(左→上→下→右) | 右から包む(右→下→上→左) |
| ケースタイプの開き | 右開き | 左開き |
※出典:三越伊勢丹、ゼクシィをもとに作成
よくある質問
ふくさを持っていないと失礼ですか?
必須ではありませんが、持参すると礼儀正しい印象になります。用意できない場合は、きれいなハンカチで代用しましょう。
紫のふくさは結婚式に使えますか?
使えます。紫は慶弔どちらにも使える色なので、ひとつ持っておくと便利です。
ふくさはどこで買えますか?
百貨店、文具店、ショッピングセンターの冠婚葬祭用品売り場などで購入できます。
ふくさは受付で渡したあとどうすればいいですか?
ご祝儀袋を渡したら、ふくさは返してもらいます。ふくさにのせたまま差し出した場合も、ご祝儀袋だけを受け取ってもらい、ふくさは持ち帰ります。
ふくさの包み方を間違えたら失礼ですか?
受付の方が強く気にすることは多くありませんが、お祝いで右から包むと弔事の包み方になります。出かける前に一度確認しておくと安心です。
まとめ
- ふくさは、金封を汚さず運び、相手への敬意を表すための布
- お祝いは赤・ピンクなどの暖色系か紫。紫は慶弔両用
- 包むタイプは「左→上→下→右」の順で、左から包む
- ケースタイプはお祝いでは右開き。受付では時計回りに回して両手で渡す
- ふくさがなければ、アイロンをかけたきれいなハンカチで代用できる
ふくさをひとつ持っておくと、結婚式でもお悔やみの場でも落ち着いて振る舞えます。
参考
- ゼクシィ「結婚式で使える『袱紗(ふくさ)』の色・柄は?ご祝儀の包み方&渡し方マナー」(確認日:2026年10月1日)
- ゼクシィ「結婚式でのご祝儀の『渡し方』&『タイミング』について解説!」(確認日:2026年10月1日)
- 三越伊勢丹「【慶弔別】ふろしき・ふくさの使い方ガイド」(確認日:2026年10月1日)
