ズワイガニとタラバガニの違い|見分け方・味・選び方

当ページのリンクには広告が含まれています。

カニを買うとき、あるいは贈り物に選ぶときに迷うのが「ズワイガニとタラバガニ、どっちにしよう?」ということ。名前はよく聞くけれど、見た目や味、値段の違いを説明できる人は意外と少ないかもしれません。実は、タラバガニは分類上「カニ」ではないことをご存じでしょうか。

この記事では、ズワイガニとタラバガニの違いを、分類・見た目・大きさ・味・呼び名から整理し、食べ方や贈る相手に合わせた選び方を紹介します。毛ガニなど、ほかの代表的なカニとの違いもまとめました。

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。

田中さん
田中さん

義父にカニを贈ろうと思うんですが、ズワイとタラバで値段も見た目も全然違って……。どっちが喜ばれるんでしょう?

この記事でわかること
  • ズワイガニとタラバガニの違い(早見表)
  • タラバガニがヤドカリの仲間といわれる理由
  • 大きさ・味・食感の違い
  • 松葉ガニ・越前ガニなど呼び名の違い
  • 食べ方・贈る相手別の選び方
目次

ズワイガニとタラバガニの違い|早見表

結論:繊細な甘みのズワイ、太い脚で食べごたえのタラバ

いちばん大きな違いは、タラバガニは分類上ヤドカリの仲間で、ズワイガニは「本当のカニ」だということです(出典:鳥取県)。食べるときの違いとしては、ズワイガニは細長い脚に繊細な身、タラバガニは太い脚に食べごたえのある身、と考えるとイメージしやすいでしょう。

ズワイガニタラバガニ
分類カニの仲間ヤドカリの仲間(タラバガニ科)
脚の見た目はさみを含めて10本はさみを含めて8本に見える
大きさの目安成体の雄で甲幅7〜12cm、日本海での最大記録は18.7cm甲羅は最大25cm、脚の長さは1m近くになることも
身の特徴細長い脚に繊細な身。甘みがあるといわれる太い脚に詰まった身。食べごたえがある
主な呼び名松葉ガニ(山陰)、越前ガニ(福井)などタラバガニ
向いている食べ方カニしゃぶ、カニ鍋、焼きガニ焼きガニ、ボイルをそのまま

※分類・大きさ・呼び名は鳥取県・国土交通省(観光庁)の資料、ますよねの商品紹介をもとに作成。味の感じ方には個人差があります

まどか
まどか

脚の本数を数えると、すぐに見分けられます。はさみも含めて10本ならズワイガニ、8本に見えたらタラバガニですよ。

タラバガニがヤドカリの仲間といわれる理由

カニ・エビ・ヤドカリの仲間は、いずれも1対のはさみと4対の歩脚(歩くための脚)を持っていることから、「十脚類」としてまとめられています(出典:鳥取県)。その中で、カニとヤドカリの仲間は区別が難しく、ヤドカリの仲間なのに「カニ」と名付けられたものに、タラバガニ、ハナサキガニ、イバラガニなどがあります(出典:鳥取県)。

本当のカニとの違いは、4本目の歩脚が退化していることです(出典:鳥取県)。そのため、タラバガニははさみのある脚を含めて8本脚に見えます。観光庁の解説でも、タラバガニとハナサキガニはタラバガニ科のすべての種と同じく8本脚で、本当のカニとは考えられておらず、ヤドカリとの関係がより深い種だと説明されています(出典:国土交通省)。一方、毛ガニは10本の脚がある「本当のカニ」です(出典:国土交通省)。

豆知識

「本当のカニではない」といっても、食材としての価値が劣るわけではありません。太い脚にぎっしり詰まった身は、タラバガニならではの魅力です。

大きさ・味・食感の違い

大きさ

タラバガニは世界でも大型のカニのひとつで、甲羅は最大25cmになり、脚の長さは1m近くに達することもあります(出典:国土交通省)。ズワイガニは、脱皮を繰り返して成長し、成体になったときの甲幅は雄で7〜12cmほどです。日本海で漁獲された松葉ガニ(ズワイガニの雄)の甲幅は18.7cmが最大記録とされています(出典:鳥取県)。

味と食感

一般に、ズワイガニは身の繊維が細かく、甘みがあるといわれます。カニしゃぶにすると、身がふわっと花のように開くのも楽しみのひとつです。タラバガニは身が太く、ひと口で頬張れるほどの食べごたえがあります。味はズワイガニに比べて淡白だと感じる人もいますが、ボリュームを重視するならタラバガニが向いています。

カニみそ

カニみそを楽しみたいなら、ズワイガニの姿や毛ガニがよく選ばれます。タラバガニは脚を中心に販売されることが多く、通販では「肩脚」(胴の一部と脚がついた状態)や脚だけのセットが多く見られます。

和子
和子

年末の鍋にはズワイ、お正月の焼きガニにはタラバ、と食べ方で選び分けるのもいいわね。同じ「カニ」でも、楽しみ方がずいぶん違うのよ。

松葉ガニ・越前ガニなど呼び名の違い

ズワイガニは、地域によってさまざまな呼び名があります。山陰地方では、標準和名のズワイガニを「松葉ガニ」という地方名で呼んでいます(出典:鳥取県)。福井県で水揚げされるズワイガニは「越前ガニ」として知られています。

呼び名意味
松葉ガニ山陰地方でのズワイガニの呼び名。大きくて甲羅の硬い雄を指すこともある
若松葉・水ガニ脱皮して間もない、甲羅のやわらかい雄
親ガニ・子持ガニズワイガニの雌
越前ガニ福井県産のズワイガニ

※鳥取県「ズワイガニ」、ますよねの商品紹介をもとに作成

松葉ガニの名前の由来には、細長い脚の形や脚の身が松葉のように見えるという説と、漁業者が浜で松葉を使って焼いて食べたという説などがあります(出典:鳥取県)。

食べ方・贈る相手別の選び方

こんなときおすすめ理由
家族でカニ鍋・カニしゃぶズワイガニ(生・むき身)細い身が鍋に向いていて、むき身なら取り分けやすい
見た目の豪華さ・食べごたえ重視タラバガニ(ボイル・肩脚)太い脚が食卓で映え、解凍してそのまま食べられる
高齢の両親への贈り物ズワイガニのカット済み・むき身殻をむく手間が少なく、食べやすい
カニみそも楽しみたいズワイガニの姿、毛ガニ甲羅ごと届くのでカニみそも味わえる

※当サイトで整理した選び方の目安です

贈り物にするなら、相手の家族の人数と、調理の手間をかけられるかを考えて選ぶのがポイントです。生のカニは加熱が必要なので、手間をかけたくない相手にはボイルやむき身を選びましょう。食べ物など形に残らない贈り物の選び方は消えもののギフトおすすめでも紹介しています。

鈴木さん
鈴木さん

目上の方に贈るなら、殻をむく手間がいらないタイプが無難です。タラバの太い脚は見栄えがしますが、殻が硬いので、ハサミを入れてあるものを選ぶと親切ですね。

ズワイもタラバもそろうカニ通販

かに本舗では、生ずわい半むき身・生たらば半むき身、ボイルのずわい・たらばの肩脚や姿、毛がになど、種類と加工を選んで注文できます(2026年10月24日時点の公式サイトの表示)。食べ比べてみたい方にも便利です。

ズワイもタラバも選べるカニ通販

生・ボイル、半むき身・肩脚・姿まで、種類と加工を選べるカニ通販ショップ。

越前かに問屋ますよねは、福井県敦賀市のショップです。刺身でも食べられる鮮度の生本ずわい蟹を独自にカットした商品のほか、仲買人がセリ落とした地物の越前がにも扱っています(出典:ますよね)。

越前のズワイガニを産地から

カット済み生ズワイや地物の越前がになどを扱う、福井県敦賀市の海産物ショップ。

よくある質問

ズワイガニとタラバガニ、どちらが高いですか?

大きさや産地、加工、時期によって大きく変わるため、一概には言えません。同じ重さで比べるときは、殻を除いた身の量や、生かボイルかもあわせて確認しましょう。

タラバガニは本当にカニではないのですか?

分類上はヤドカリの仲間で、4本目の歩脚が退化しているのが本当のカニとの違いとされています(出典:鳥取県)。食材としては「カニ」として広く親しまれています。

松葉ガニと越前ガニは違うカニですか?

どちらもズワイガニです。山陰地方では松葉ガニ、福井県産のものは越前ガニと呼ばれます。

脚の本数で見分けられますか?

はい。ズワイガニははさみを含めて10本、タラバガニははさみを含めて8本に見えます(出典:国土交通省)。

贈り物にするならどちらがいいですか?

鍋を楽しむ家庭や、食べやすさを重視するならズワイガニのむき身、見た目の豪華さや食べごたえを重視するならタラバガニがおすすめです。

まとめ

この記事のまとめ
  • タラバガニは分類上ヤドカリの仲間、ズワイガニは本当のカニ
  • 見分け方は脚の本数(ズワイは10本、タラバは8本に見える)
  • ズワイは細い脚に繊細な身、タラバは太い脚で食べごたえ
  • ズワイガニは山陰で松葉ガニ、福井県産は越前ガニと呼ばれる
  • 鍋ならズワイ、食べごたえならタラバ、手間を減らすならむき身やボイル

ズワイガニとタラバガニは、どちらが上というより、楽しみ方が違うカニです。食べる人や食べ方を思い浮かべて、ぴったりのほうを選んでください。

参考

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次